自動車を保有していない人は自動車保険に入らなくてよい?
運転免許証は持っているけれど、自動車は保有していないという人は少なくありません。
自動車以外の交通手段が発達している都市部であれば、駐車場料金もかかりますし、自動車を保有しないですよね。
しかし、そんな人も旅行の際にレンタカーを借りたり、他人の自動車を交代で運転したりなど、自動車を運転する機会は訪れることがあります。
借用した自動車には運転者家族限定特約が付帯されていたりして、事故を起こしても自動車保険の補償が受けられない場合もあります。
また、補償が受けられるとしても、事故ありになると次契約のノンフリート等級が下がってしまうため、貸してくれた方に迷惑をかけてしまうということもあります。
そのような場合に備えて、入っておくと安心な保険がドライバー保険です。
一般的な自動車保険はクルマにかける保険ですが、ドライバー保険は人にかける保険です。
レンタカーや他人の車など借用した自動車を運転して事故にあってしまった場合に、対人・対物賠償、搭乗者傷害が補償される保険です。
同居している親の車を借りたなど、同居の親族が所有する車を運転した場合には、ドライバー保険では補償されません。
ドライバー保険も等級制度がありますが、将来自動車保険に加入するときはその等級は継承できません。
ただし、保険会社によってはドライバー保険で9等級以上になっていれば、自動車保険の新規が6等級ではなく7等級からになる会社もあります。