任意保険 対人賠償保険とは
自動車保険の「対人賠償保険」は、事故で歩行者などの人を死亡させてしまったり、ケガさせてしまったときの相手側の治療費や、相手側が働けなくなった場合、その間の収入について賠償する保険です。
この保険の対象となる人の中には加入者である運転者本人や家族、加入者の承諾を得て運転していた知人などは含まれませんので注意が必要です。
つまり、相手側の自動車の運転者や同乗者、歩行者が対象となるわけです。
また加入者の自動車に同乗している人は対象となります。
同じ内容として強制保険の自賠責保険がありますから、自賠責の補償額を超過した場合に保険金が支払われることになります。
その場合も、自賠責保険からの保険金と自動車保険からの保険金は保険会社が一括して支払ってくれる一括払制度があります。
もし事故で相手にケガをさせてしまったり、死亡させてしまった場合、治療費や将来の介護費用、休業補償、慰謝料などで、予想以上の大きな損害をもたらす場合があります。
億単位の支払いとなる可能性もあるわけです。
その場合、とても自賠責保険だけで賄うことができませんので、自動車保険の対人賠償保険を付帯し、さらに保険金額は「無制限」として契約することがおススメです。
また、保険金は、被害者1人に対して無制限か上限額を決める方式と、1件の事故に対して無制限と決める方式があります。
つまり1件の事故に対して無制限として契約をしておけば、1つの事故で、複数の被害者が出た場合でも保険金額は無制限となり上限がないわけです。
対人事故において高額な賠償金が発生する可能性、そして複数人に対する賠償の可能性。
こういった背景からも事実、対人賠償保険を付帯する人のほぼすべてが「無制限」として契約しています。
年齢を問わず補償 | 21歳以上補償 | 26歳以上補償 | 30歳以上補償 | その他 | 合計 |
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0.2% | 0.2% | 0.4% | 0.0% | 100% |
対人賠償責任保険 保険金額別契約台数構成比(平成23年度)-損害保険料率算出機構-