任意保険 無保険車傷害保険とは
自動車保険に加入すれば自動的に付帯されるものに「無保険車傷害保険」があります。
自動付帯なので意識していないかもしれませんが、いざという時に非常に頼りになりますので、保険金の請求を忘れないように、このような無保険車傷害保険が付帯されていることを覚えておくと正しい補償が受けられます。
事故を起こした相手側の車が自動車保険に加入していない車だったり、対人保険が付帯されていないなど補償内容が十分でない車だった場合に、被保険者や同乗者が死亡したり、後遺障害を被ったとき、この無保険車傷害保険から保険金が支払われます。
その他、年齢条件や運転者限定の範囲に該当しない人が運転していた場合など相手側の保険が使用できない場合や、当て逃げなど相手がわからない場合にも補償が受けられます。
ただし、完治するケガには適用されませんし、もちろん自動車などモノの損害には補償されません。
後遺障害や死亡の場合のみとなるので注意が必要です。
保険金は、自分が契約している対人賠償保険と同額の範囲内で、相手が負担する損害賠償では足りない額が支払われます。
無制限で契約の場合は2億円が限度となります。
契約している自動車に搭乗している場合だけでなく、被保険者とその家族については、歩行中など車に搭乗していない事故の場合も補償されます。
自動車保険には約2割程度の人が加入していないといわれていますから、事故の相手側が無保険車(任意保険未加入)であったり、補償内容が十分でない、そういった事故や場面に出くわすことは決して稀ではありません。
ぜひ、頭の片隅にでもいいですからこの「無保険車傷害保険」の事を覚えておいてください。