任意保険 車両保険とは
「車両保険」とはその名の通り、自分の車に対しての保険です。
相手側が存在する事故に限らず、当て逃げされたり、車庫入れで柱にぶつけてしまったり、駐車中にキズをつけられたりといった車の損害に対して修理代が支払われます。
車両保険の保険金額はその他の保険と異なり、自分で設定することができません。
保険会社が加入する車の年式や種類から車両価格を設定します。
時間とともに車の価値は下がっていくので、同じ車でも年々保険金額は下がっていきます。
また、保険料も自動車の型式によって異なります。
事故を起こしやすい車や修理代が高くなる車種など、車種を9クラスに分類した車両料率クラスが決められています。
これは1年ごとに全損害保険会社共通で見直しがされることになっています。
車両保険の保険料は割高な場合が多いので、自分の車の補償はいらないという方であれば、無理をして加入する必要はないですが、修理代が高額な場合を考慮すると、準備しておくべき保険ではあります。
また、少しでも保険料を安くしたい場合は、自己負担額である免責金額を設定することで保険料が抑えられます。
例えば免責金額10万円で設定すれば、修理代に30万かかった場合、10万円が自己負担、残り20万円が保険金として支払われます。
さらに、車両保険の中でも補償範囲を限定することで保険料が抑えられます。
全て補償される車両保険は、他車との衝突や盗難、火災など自然災害、自損事故の場合、当て逃げなどが補償となりますが、自損事故や当て逃げなどを削除したり、他車との事故だけに限定したりという選択ができます。