リスク細分型自動車保険のリスク細分ってなんですか?
最近、よくテレビのCMで「リスク細分型自動車保険は安い!」というのを見かけますが、この「リスク細分」って何なのですか?
自動車保険の保険料を決める基準に、運転者の年齢や性別、運転歴、過去の事故経験などのプロフィール情報、契約する車の種類や型式、車の使用目的や年間走行距離から、事故を起こすリスク(危険度)を算出して、事故リスクの低い契約者の保険料は安く、事故リスクの高い契約者にはそれに応じた保険料を設定するという考え方です。
これまでの自動車保険も、事故を起こす、または事故に巻き込まれるリスク要因とその事故で予想される損害の大小によって保険料が設定されてきました。
リスク細分型自動車保険では、これまでのリスク要因をより一層、細かく分類する事で保険料を算出する保険が、最近増えいている「リスク細分型自動車保険」と呼ぶものになります。
保険業法施行規則によると
- 年齢
- 性別
- 運転歴(運転免許を取ってからの年数、事故歴など)
- 使用目的(営業用、自家用、その他)
- 使用状況(年間走行距離等)
- 地域
- 自動車の車種
- 自動車の安全装置の有無
- 自動車の所有台数
という9つの分類においてのリスク要因で保険会社は保険料を算出する事ができます。
*すべての保険会社が上記の項目すべてを基準にして保険料を算出しているわけではありません。*
リスク細分型自動車保険のデメリット
リスク細分型自動車保険のメリットとしてはやはり、保険料が安くなる事が挙げられます。
しかし、それと同時にデメリットとして、例えば上記の保険料算出基準とできるリスク要因の9の分類のうち、運転歴において「免許取って1年未満」や「事故歴あり」などに該当する人は、事故リスクが高まる為、保険料は高くなってしまいます。
また、保険契約者の居住地域によっても事故リスクの高い地域と低い地域がありこの部分でも保険料に差が発生します。
とはいえ、リスク細分型自動車保険を選ぶ事で保険料を安く抑える事ができるのも事実です。
まずは、上記の分類をよく自分に当てはめた上で、複数の保険会社から見積もりを取りその中から自分にあった保険を比較してみる事をオススメします。