型式別料率クラス制度とは何ですか?
自動車保険の型式別料率クラス制度ってなんですか?
ほとんどの損害保険会社で使用されている、自動車保険の契約に必要な情報でもある型式別料率クラスとは、車を車検証上に記載されている型式ごとの、事故の発生頻度や発生状況など事故実績に基づいて、自動車保険料に反映させるために区分している9つの料率クラスのことです。
つまり、事故の多い型式の車は保険料が高くなり、事故の少ない型式の車は保険料が安くなるということになります。
具体的には、1から9までクラスがあり、数字が大きいほど保険料が高くなる仕組みです。
この型式別料率クラスは、主に3ナンバーや5ナンバーである自家用普通乗用車や自家用小型乗用車に設けられています。
スポーツタイプであったりファミリータイプであったりなど多種多様な形状や性能の車が存在しており、また同じ車でも安全装置がついているものとついていないもので型式も異なりますので、保険料負担が公平になるようにとこのように細かい
設定がされています。
原則1年ごとに損害保険料算出機構がそれぞれの保険会社からのデータを基に、型式ごとの損害率を算出して型式別料率クラスの見直しを行っています。
自動車保険の契約内容にもよりますが、大体1クラス上がると20%ほど保険料に違いが出ると言われています。
そのため、無事故で等級が進んで保険料が安くなると思っても、料率クラスの変更によっては、前年の契約保険料よりも高くなってしまう場合もあります。